【レポート公開】「副業からスタートアップ経営幹部へ なぜその一歩を踏み出したのか?」セミナーを開催しました!

  • 山内 萌斗(株式会社Gab 代表取締役)

    2000年、静岡県浜松市生まれ。静岡大学情報学部行動情報学科を2年次で休学し、株式会社Gabを創業。「社会課題解決のハードルを極限まで下げる」をミッションに掲げ、ゲーム感覚で行うゴミ拾いイベント「清走中」や、エシカルブランド特化のグロース支援・販売プラットフォーム「エシカルな暮らし」などを展開。丸井グループやセブン-イレブン・ジャパンなど大手企業との協業実績も多数。現在6期目。

  • 森 浩一氏(株式会社Gab 事業部部長) 

    アビームコンサルティングやCreww株式会社を経て、株式会社Gab「エシカルな暮らし」事業部の部長に就任。エシカルブランド支援や商品の販売事業を推進し、ブランドの成長支援、マーケット開拓、戦略立案を担う。持続可能な社会の実現を目指す。

  • 株式会社StartPass COO / 早川 浩之(はやかわ ひろゆき)

    2010年 大手損保会社に入社。自動車販売ディーラーに対する企画提案及び代理店営業に従事。
    2013年 PMIコンサルティングに入社。人事マネジメント、BPR、マーケティングに関するコンサルティングに従事。
    2021年 株式会社エクサウィザーズに入社。主に上場企業を対象にしたDX人材育成や組織開発に関するコンサルティングサービスを提供する組織の立ち上げ時から責任者として従事。
    2024年3月から複数社のスタートアップの事業開発に携わり、7月より現職。既存事業、新規事業・サービス開発の責任者として事業全般を担当。

2025年4月23日(水)に、オンラインセミナー「副業からスタートアップ経営幹部へ なぜその一歩を踏み出したのか?」を開催しました。
StartPassは「日本をスタートアップしやすい国へ。」をミッションに掲げ、起業家の伴走支援をしています。

5月8日(木)、9日(金)に開催される日本最大級のスタートアップカンファレンス「Startup JAPAN EXPO 2025」および「Startup JAPAN FUNDeal 2025」のPartnerでもある弊社は、特別企画としてオンラインセミナーを開催しました。

今回のセミナーには、株式会社Gab(ガブ)代表取締役 山内 萌斗さん・事業部部長 森 浩一さんにご登壇いただきました。

"社会課題解決のハードルを極限まで下げる"をミッションに掲げるGab社は、2000年生まれの代表 山内萌斗さんが2019年に創業。今年1月にもプレシリーズAラウンドの資金調達を実施したばかり。

森さんは本業を持ちながら昨年11月からGab社に副業として関わり、今年2月に正式にジョイン。現職では事業部長として、販売・ブランド支援・戦略・新規事業開発・全体統括まで幅広く担っています。

アーリーフェーズのスタートアップに経営幹部としてジョインするリアル、そしてスタートアップファウンダーが経営幹部を採用するための"人を巻き込む力"。両サイドから見た"スタートアップ転職のリアル"について、お話を伺いました。

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初の幹部候補採用、その時系列を深堀り

資金調達直後はチームビルディングに全力。

――― 今回のトークセッションでは、テーマを大きく3つに分け、山内さんと森さんが初めてマッチングした時から時系列で、さらにどんなメッセージのやり取りがされていたかまで赤裸々に明かしていただきました。

早川(モデレーター):まず改めて、お二人が初めて出会われたタイミングやきっかけについて教えてください。
山内さん : Gabは去年資金調達を実施して一番最初に取り組みたいと思ったのはチームビルディングなんですね。

「優れた事業は優秀なメンバーからしか生まれない」というのを起業家仲間からよく聞いていました。私が学生起業をして若いメンバーが多かったので、このタイミングで実力者・経験者を迎え入れてチームを再構築したいと考えていました。

社会課題解決のハードルを極限まで下げるGab、プレシリーズAで1億円の資金調達を実施 │ PR TIMES

弊社の株主に、エンジェル投資家として株式会社タイミーの小川さん(代表取締役 : 小川嶺さん)と川島さん(元 取締役副社長 川島諒一さん)が入っているんです。超ビジョナリーなCEOとそれをすべて畳むCOOがいたからこそ、あのグロースが実現したと思っています。

ですので、私にとってのタイミー 川島さんのような人を探したい。そう思ってStartPassに相談し、森さんと出会ったという形になります。

早川 : 森さんはGabさんのどんな点に惹かれたのでしょうか。

森さん : 私も次のキャリアを考えていたときに、次はスタートアップに、そしてCOOのポジションを目指したいと考えていたんです。そこで、StartPassのCxO-Passを活用して何社かスタートアップのファウンダーと出会ったんです。

Gabの山内さんは私より10個も年下なんですが、そのパッション、行動力に惹かれました。最初のオンラインMTGで涙が出るくらい熱いディスカッションをして心が揺さぶられたことを覚えています。

早川 : 熱いエピソードですね。では、その当時に悩まれていたことはありますか?

森さん : スタートアップのCOOになるというキャリア以外にも、自分で起業するのはどうか、という点で悩んでいました。ただ、本当に自分が命をかけてやりたい事業、叶えたい想いがまだ見つけられていなかったんです。であれば、自分が心から共感できるようなスタートアップに出会いたいと考えていました。


これまでのチーム課題、採用課題

――― トークセッションの中で、ファウンダー目線から見た採用のリアル、そしてチームビルディングの難しさについて語っていただきました。

早川 : これまでも山内さんは採用に取り組まれたと伺っていますが、これまで採用やチームビルディングに課題感はありましたか。 また、過去の経験を生かそうとした点はありますか。

山内さん : 共同創業した北川というメンバーがいるんですが、彼はとにかく行動して、結果を出すのが得意なんです。
事業を俯瞰した時には彼の強みを生かしたほうがいいんですが、立場上マネジメントや執行業務をする立場でもあったんです。そうしたジレンマがあって、北川に任せるべきタスクを私自身が抱えていたり、という課題がありました。

こうした組織的な課題は理解できていたんですが、資金的な余裕がなかったので思うようには動けず、今回の資金調達でようやくトライできるようになったんです。

これまで、経歴やスキルに魅力を感じて採用した人もいるんですが、それ以上にGabや私たち自身に共感してくれること、心の底から応援してくれること、カルチャーフィットのほうが大事だと気付いたんです。そして、課題を見つけたら真っ先に取り組んでくれる実行力。何よりも手を動かせる人のほうがいいと過去の経験から学びました。

学生で起業をした私だから言えることですが、実行力さえあればあらゆる状況、タスクの向き合う中で解像度が上がって成長できると思っていますから、そこで評価できる人を探していました。

この属性と森さんの相性がマッチしていたので今回の採用につながったと考えています。

採用までの時系列、オファーレターまで公開

対面で巻き込む力

――― さらに、実際に初めてオンラインで面談を打診した際のメッセージ(ラブコール)から、オンライン面談、副業のオファーに至るまでを赤裸々に明かしてくださりました。特に印象的だったのは「オンライン」か「オフライン」かという点です。

早川 : お二人のケースでは、オンライン面談の後に2度オフラインでMTGをしたと伺っています。面談を経る中で何か変わっていったものや考えはありましたか。

森さん : 実際にお会いしてみるとその方の印象はより対面のほうが伝わってきました。2回目はGabが実際に出店している店舗に伺い、3回目はオフィスに伺いました。また、その中でお食事もご一緒しました。

初回だと会社の紹介やバックボーンを中心に山内さんから一方的に話して頂いたのですが、2回目・3回目とお会いしてからは私の解像度も徐々に高まっていました。山内さんがどう考えているのか、未来をどのように設計したいと考えているのかと私から投げかけるような会話が中心でした。ここに明確に解を持つ芯のある方という印象があり、私の中での山内さんへの信頼が強くなっていきました。

早川 : これは”たられば”の話ですが、もしオフラインではなかったら変わっていたかもしれないと思う点はありますか。

森さん : そうですね…。対面と、特に食事をご一緒したのは大きかったと感じますね。私の感覚では、オンラインMTGを5回するのと対面で1回会うのが同じくらいというか、五感で感じる情報が多いと思いました。

社内の実情を赤裸々に語り合う重要性

山内さん : 私もオフラインは重要だなと思います。会うと誠実な方だなというのは分かりますし、Zoomのこの右上の…。小さい画面の中だけだとどうしても得られる情報は限られますから。

森さんにお会いしてメンバーとして迎え入れたいという気持ちは強くなっていったので、2回目・3回目では社内の実情を語りかけて、そこに対する考えを見て一緒にやりたいかを判断するというフローで話を進めました。

早川 : 巻き込みを強化していく工夫について伺いたいと思っていましたが、今お話しした内容がまさにその回答に該当するなと思いました。まだ副業として関わっているわけではなくても、実際にジョインする前提で社内の実情を赤裸々に語りそれに対する考えを聞く。そのうえで両者の感覚を確かめあったということですね。

山内さん : 森さんが年上ということもありますけれど、事業のメンタリングを受けるような感覚で話していました。こうした手法は経営陣の採用においては結構重要なんじゃないかと思いました。

――― 本トークセッション内では、実際に森さんに送ったオファーレターも明かしてくださりました。これまでのチームとしての課題やGabのビジョンまで記された内容になっています。

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スタートアップに挑戦し、活躍するためには

ネガティブなギャップをなくす

――― 副業のオファーを承諾し、実際に副業期間に行っていた業務について、そして本格的に入社を意思決定するまでの3か月について、スタートアップファウンダー・採用候補者の双方を視点から振り返っていただきました。

早川 : 今回の副業を経ての入社で良かった点はありますか?

森さん : カルチャーフィットとメンバーフィットは副業だったからこそ自分に合うのか検証しながら意思決定ができましたね。入社してからも悪いギャップやストレスがほとんどないという点で良かったです。

山内さん : 僕の過去の経験で、本当に採用したい人に向けて少し背伸びしてGabのことを語ってしまったことがあるんですね。するとネガティブなギャップが生まれてしまうんです。なので、今回は最初からシビアに「自分たちの給料は自分たちで稼いでいきましょう」という話をしているんですね。

もちろん、会社が成長すれば報酬が上がっていくので、そのマインドでないと代表の私とお客さんという関係になってしまうと思うんです。どれだけジョインしてもらいたい候補者に対しても、当事者意識を持ってもらえないとカルチャーフィットとは言えないと考えています。

「GabのためならNGが無い!」アンラーンの姿勢

早川 : 副業から滑らかに正社員として迎え入れたわけですが、山内さんから見て大きく変わった点はありますか。

山内さん : やはり森さんのスタンスが明確に変わりましたね、20%の稼働から100%稼働のメンバーになったから当然ではあるんですが、森さんから言われて衝撃的だったことがあるんです。

それは「自分にノーは、NGは無い!」っていう。(笑)
「Gabのためならなんでもやるんで、行動が足りなかったらガンガン言ってください」と言われました。この言葉を受けて僕らもマインドが変わって、僕や北川が不得手としているボールとかも積極的に任せられるようになりました。

山内さん : 僕・北川・森のキャラクターや得意領域が異なっているのが今のボードメンバーの強みだと思っていて、例えば学生起業の僕らができないような「大人的なビジネススキル」の領域をお願いしていたりします。

言ってしまえば、僕と北川は互いに異なる方向にスキルが尖っていて補完関係ではなかったんですね。そこに森さんが加わってくれたことで、森さんの特性やスタンス、キャラクターが発揮されてチームの安定感が強くなっています。

インパクトスタートアップの第一人者を目指している我々からしたら、アンラーン(Unlearn)の姿勢が本当に大事で、カルチャーフィットがとても大事なんですよね。まだ正社員として2か月しか経っていませんが、1年後にはGabで必要となるスキルセットはすべて揃うんじゃないかと期待しています。

フル動画を期間限定で公開中!

この後も、1時間半にわたる熱いディスカッションが繰り広げられました。
今回のトークセッションのフル動画を期間限定で公開中です。

起業を考えている方、スタートアップで働きたいと考えている方、スタートアップに興味がある方、ぜひこの機会にご覧ください。

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